別人化した、ミスターTのおっしゃった一言、「とにかくジムにいくねん。ストレッチするだけでもシャワー浴びるだけでもええからとにかくいくねん。それが大事やねん。」そう、ジムは高いし、バタバタしてくると優先順位が下がってきてキャンセルしたくなるし、とにかく継続が難しい。一回サボるとずるずるとなる。しかしながら、この一言は僕を救ってくれた。トレーナーの予約がない時でも、この一言を思い出し、シャワーを浴びるだけのためにでも、サッと行くようになった。行くまでは面倒くさい時でも行けば必ず行って良かったと思う。行けば、他の方の頑張っている姿も目に入り、やる気が出てくる。頑張っている方々の素晴らしい体型が目に入り、自分もそうなりたいとスイッチが入る。気がつけば、やり始めている。
そして、帰る頃には必ず、達成感、充実感、爽快感を感じることができる。そう、そんなこんなで、別人化した3人との会話の影響力もあり、3ヶ月ほど経って、効果が出始めたのだ。効果が出てくるとうれしいものだ。一時、88キロまで増えた体重が、➡︎85、➡︎83、と下がってきた。➡︎79.9まではあっという間だった。80.0と、79.9はたった100グラムであるが、気分的に大きな違いがある。結果を出すには習慣を変えていかねばならない。
今までは、お代わりしていたご飯のお代わりをしなくなる。今までは、食べていた夜食を食べなくなる。今までは、楽しみにしていた間食をしなくなる。今までは、飲んでいた清涼飲料水を飲まなくなる。今までは、飲みまくっていたお酒を最初の一杯だけにする。などなど、こうなるには、習慣の壁が立ちはだかる。今までの常識を打ち破ることが求められる。習慣の壁を打ち破るその方法は、これは意志の力ではどうしようもない。
よく、「ストイックですねぇ」とか、「意志が強いですねぇ」などという人がいるが、僕は、人は意志の力で習慣の壁を乗り越えることはできないと思っている。意志は弱い、欲望は強い、願望はもっと強い。そう、願望の力に頼るしかない。願望を強めるのである。願望を膨らますのである。願望を明確化するのである。
自分は「どうなりたいのか」「どうありたいのか」そのイメージを何度も何度も繰り返し、あらゆる角度から徹底的に意識に植え付けるのである。そう、大切なのはイメトレである。
イメージトレーニングの方法であるが、まずは、なりたい自分、ありたい自分の理想の写真を探してみる。そして、その写真を繰り返し繰り返し、何度も見て、自分自身がそうなったところをイメージする。
「もし、その体型だったらどういう歩き方をしているだろう?」
「どういう立ち居振る舞いをしているだろう?」
「どういう服を着て、どういう持ち物を身につけ、どういう人たちとどのように接しているだろう?」
「どんなものを食べて、どんな運動を取り入れ、どんなパフォーマンスを出しているだろう?」「どんなポーズで写真に映り、どんな気分でいるだろう?」
進行形で、完了形でイメージを膨らますのである。なりたい自分のイメージが膨らみ、未来記憶が脳を支配するとき、自然と太れなくなる。無意識に食べ物をセーブし、無意識に運動を取り入れ、無意識に理想の体型に向かい出す。無意識に、毎日毎日、体重計に乗るだろう。鏡で体型をチェックするだろう。イメージトレーニング。
このことは最も大切なことなのだが伝えにくく伝わりにくいので今後も再三取り上げていこうと思う。
内田達雄
Tatsuo Uchida
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