週刊GIGマガジン

2016年07月号 vol.15

編集後記(7/12)

2016年07月12日 21:44 by showky
2016年07月12日 21:44 by showky
 選挙って面白そうよね。その昔は、それこそ自民党とか社会党とかちゃんと政党に入ってないと立候補なんてほぼできなかったのに、最近はちょっと人気者になれば出れる、みたいな雰囲気もあって。
 もちろん、そんな甘い世界ではないですよ。言ってみれば歌手を目指すのと同じような感じで、その昔はホリプロとかナベプロとかちゃんとしたプロダクションに入らないと、歌手デビューなんてできなかったのに、最近はライブハウスなんかでちょっと人気者になれば歌手になれる、みたいな感じ。もちろん、そんな甘い世界ではないですよ。
 昔と今、どっちがいいか悪いかっていうのは一概には言えなくて、昔だったら政治家も歌手も最初のハードルが高いし、なってからもいろいろシステマティックで利権やしがらみ、因習が複雑だから、苦手な人にとっては息苦しいっていうのはあったかもね。そのかわりレールに乗ったら確実に登っていけるけど。
 今は、ひとまず何がしかの実力や才能、技術、そしてそこそこのお金があればとりあえずその世界に飛び込めるので、風通しはいいだろうとは思う。それに、古くからの大組織が弱ってきてて、その力を頼らなくても、うまく流れをつかめば下克上で天下を取れる可能性もないことはない。
 駄菓子菓子。いや、だかしかし。
結局は「エネルギー保存の法則」から逃れることはできないのよね。行きたいレベルの高さまで登ろうとした時、楽なゆるい傾斜の道を行こうとも、きつい急な傾斜の道を行こうとも、必要なエネルギーは等しいという、あの物理の法則。
 選挙で言えば、当選するには当選するだけの、落選するには落選するだけのちゃんとした理由があって、事前の専門家の予想がだいたい当たるのもそれゆえ。歌手が売れるか売れないかも同じ。あるラインの紙一重のところまで来た時に初めて、"運や流れ”が意味を持つのだと、最近とみに思うのです。
 参院選でひと盛り上がりだったこの週末は、fm GIGもあちこちでイベントがあって大盛り上がりでした。見た目の数字としてはまだまだ大したことはないけど、正しい道を進んでるという確信はあるのよね。体力もないのに楽して高いところに登って転がり落ちるより、今のうちにしっかりと足腰を固めたいものです。
 それにしても、選挙って面白そうよね。誰かの参謀になって作戦は立てたりしてみたいな。それで通ったらオレの頭脳の力だし、落ちたら落ちたで「いやいやそれも想定内、次に勝つための布石じゃ」とかなんとか言いくるめれるし・・・なんて無責任なことは言わないよ。勝つ見込みのある人にしか関わらないものね。だからご安心を(誰に何を言ってるのやら)。

冴沢鐘己

・8月13日(土)京都 ゼスト御池「わくわくシティーパーク」
出演:TIME FOR LOVE、BBガールズ、籾井優里奈、安部美香、あきっすん、山下圭志、西村美紀、曽我未知子、伊藤直輝、如月凛、久保翔子ほか


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