週刊GIGマガジン

2016年07月号 vol.15

ほっこりお茶でもどーどすか」

2016年07月12日 21:57 by kisaragi_rin
2016年07月12日 21:57 by kisaragi_rin

みなさま、ご機嫌よう。如月凛です。どうぞゆっくり読んでってください。ほっこりお茶でも飲みながら。足をだら~~んと、たらったら~と踊りながら(ぜんぜんほっこりしてへんし)

 私のfmGIGのラジオ番組「お昼にほっこりどーどすか?」で「コトバサプリ」というコーナーがあります。今週も「コトバサプリ」のコーナーでご紹介したコトバを、GIGマガジンでも紹介させてください。今回も以前に放送させていただいた「コトバサプリ」。

「悪いことはたいてい、次に進むために必要なものの場合が多い」

  これはフィギュア日本男子初のメダルを獲得した、高橋大輔選手のコトバです。高橋選手については、もはや説明はいらないですよね。日本の男子フィギュアがここまで注目を集めるようになった、最大の功労者なんじゃないかと個人的に思っています。彼の競技人生の裏には、常に怪我がつきまとっていました。もちろんそれは彼に限らず、多くのアスリートが抱える悩みだと思います。

 今日のコトバは2008年秋、練習中に右膝の靭帯を損傷し、再建手術を受け1年の休養を余儀なくされたときのもの。自らの肉体を最大の資本とするアスリートにとって、怪我というのは大げさな表現ではなく、人生を左右し得るものです。人生をかけた競技がしばらくできない、という中で感じる焦りやプレッシャーは、きっと想像しきれないくらいのものではないかと思うのです。

  実際、高橋選手も光が見えないリハビリの中、夜中に家出をしたこともあったらしいですよ。そんな頃にこぼれた彼のコトバが「手術を受けたのは、ちゃんとリハビリをすれば五輪に間に合うと思ったから。ここで腐ったらダメ。悪いことはたいてい、次に進むために必要なものの場合が多い。きっと怪我は必然なんだ」と、インタビューで答えていらっしゃったときのコトバです。

  悪いことや望んでいなかったことなど想定外の事態は、人生において避けて通れないことはわかっているんですよね。ましてや何かに挑戦をし続けていると、人生はそんな困難の連続なんじゃないかと思ってしまいます。

  本当の困難な場面においての本人の口から出るポシティブなコトバは、おおむね自分自身に言い聞かせているものが多いと思います。折れそうな、諦めてしまいそうな心をグッとこらえるためだったり。もしくは、グッとこらえた後でまた歩き出そうと、自分自身を奮い立たせるためだったり。

  グッとこらえる覚悟。何が起きてもどんな困難に直面しても、諦めない覚悟。何かに挑戦をするときにもっとも必要なものが、「覚悟」なんじゃないかと思っています。

 「悪いことはたいてい、先に進むために必要なもの」っていうコトバは、私にとっては、覚悟を決めたコトバのように思えました。グッとこらえて、前に進む力を蓄える。その源になるのは、自分の想いや、誰かの想い、誰かへの想いだったり。その想いを形にする、という意味でグッとこらえるためのコトバをいくつか持っておくと、こぶしを握る力が増してくる気がします。ぎゅっと握って、自分の力を信じる。そんな感じです。

  今日のコトバも、そんな時のひとつのコトバになれば嬉しいです。

 

如月 凛

 

 

 

 

 

 


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