私のfmGIGのラジオ番組「お昼にほっこりどーどすか?」で「コトバサプリ」というコーナーがあります。その「コトバサプリ」のコーナーでご紹介したコトバを、GIGマガジンでも紹介させてください。
今回はモンテスキューの名言をご紹介させてください。
1689年、モンテスキューはワインの産地、フランスのボルドー近くで貴族の息子として生まれました。ボルドー大学で法律を学んだモンテスキューは1721年に匿名で『ペルシア人からの手紙』を発表。フランスの封建社会、絶対王制を批判し啓蒙思想家として活動するようになります。39歳からおよそ3年間は、ロンドン、ローマに渡って政治体制を学び、ボルドーに帰ってからは国家や政治のあり方を批判。そして1748年、執筆に20年かけたと言われる自身の著作『法の精神』の中で、政治権力を、立法・司法・行政に三分割する「三権分立論」を提唱しました。国家の最高権力を、一人に集中させず、立法権・司法権・行政権の三権に分けて、それぞれを別個の機関にゆだね互いに監視、牽制しあう政治システムです。この三権分立論がフランス革命やアメリカの合衆国憲法をはじめとする近代の憲法理論に大きく影響を与えたと言われています。
では、フランスの偉大な哲学者モンテスキューはどんなコトバを遺したのでしょうか?
いくつか名言をご紹介します。
『世の中で成功を収めるには、馬鹿のように見せかけて利口に活動することだ』
『多くの場合、成功は成功するまでの所要時間を知っているか否にかかっている』
『1時間の読書をもってしても、和らげることのできない悩みの種には私はお目にかかったことがない』
『愚か者は真面目を盾にする』
『離婚は進んだ文明にとって必要である』
『幸福を数えたら。すぐ幸福になれる』
みなさんはどの名言が心に響きましたか?
如月凛
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