週刊GIGマガジン

2016年12月号 vol.37

編集後記(12/14)

2016年12月15日 01:51 by showky
 どんな職業、どんな分野、どんな役職の人であろうと、自分の稼業に関することはあまねく分析することが必要です。そりゃ直感だけで乗り切れないこともないけど、無駄も多いぜ。料理をするときも、何も考えずパパッとスーパーで材料を買って、思いつくままに料理を始めてもいいけどさ、いっぱい無駄が出てきて家族に怒られるぜ。一人暮らしだったら、中途半端な空瓶やら空きパックが増えて、キッチンや冷蔵庫が大変なことになるぜ。
 そんなわけで、例えば僕なら曲を作るときやアレンジをする時も、普段から分析・研究を重ねた引き出しから最適なものを引っ張り出してくるから、驚くほど短期間で優れた作品を生み出すことができるのです。いやほんと。
 そんなわけで突如として、冴沢鐘己のヒット曲レビューコーナーを始めてみましょう。まずは、ジュリーこと沢田研二のシングルから。

「勝手にしやがれ」1977年5月リリース。
説明不要ですね。前年の様々なトラブルから一転、一気に栄光をつかんだ大ヒットナンバー。歌詞、メロディー、アレンジ、振り付け、衣装、歌・・・とにかく何から何まで完璧に揃った、カッコいいヒット曲。特にあのイントロ。神が降りてきたとしか思えない。もともと同名タイトルの有名映画があって、タイトルだけ借用してまったく違うドラマを書くというのが阿久悠先生の得意とする手法だけど、このタイトルでストーリーを生み出して、限られた文字数でドラマに仕上げるというのは、まさに昭和の匠の仕事です。詞を書く人間は一度はその作業にトライしてみるべき。

「憎みきれないろくでなし」1977年9月リリース。
キャッチーだけど、実はメロディーとかアレンジとかとっても斬新なロックンロール。音数がとても少なくて、7割くらい、コード楽器が入らずリフだけで成立させてる。すべての芸術にとって必要なのは「足し算ではなく引き算」だというのは有名なセオリーだけど、なかなかできないのよね。ジュリーのボーカルが空間を支えきれてるからできるげいとうとも言える。正直、この曲で男性ファンは一気に増えたと思うねえ。子供心に「男の歌だ」と思ったもの。

「サムライ」1978年1月リリース。
で、これですよ。そりゃあシビれますよ。男なら一度はこんな台詞吐きたいですよ。もともと歌謡曲は「フィクションを描く」ことが醍醐味で、その一点で当時台頭してきたニューミュージック勢とも張り合ってたわけですが、フィクションを成立させるにはスターの力が必要なのだと再認識させる名曲。阿久悠も大野克夫も本気です。
ちなみにB面は「あなたに今夜はワインをふりかけ」。CMにも使われてて、たまにテレビでも歌ってて、両A面と言えるくらい結構メジャーな曲。サビのキャッチーさのわりにAメロがわかりにくいかな。その辺でA面から外れたのかも。
そんなわけでまずはここまで。次回をお楽しみに。

冴沢鐘己

・12月24日(土)京都ホテルオークラ「わくわくシティーパーク スペシャルクリスマスディナーショー」
17:30開場 18:00開演
料金:15000円(2名様以上でご予約の場合は、お一人様12000円)
 ※コースディナー、フリードリンク
場所:京都ホテルオークラ(曲水の間)

出演:TIME FOR LOVE、BBガールズ、籾井優里奈、あきっすん、安部美香、山下圭志、西村美紀、日比野美希、虹色ダンサーズ、曽我未知子、伊藤直輝、久保翔子

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