みなさま、ご機嫌よう。如月凛です。どうぞゆっくり読んでってください。ほっこりお茶でも飲みながら。
すっかり御朱印の魅力に取り憑かれた私ですが、改めて魅力を考えてみました。やはりなんといっても、ひとりひとりに心を込めて書いてくださるということだと思います。墨で書かれた文字はダイナミックだったり、繊細だったりそれぞれ趣があり、味わいがあるということに尽きると思います。また押し印の面白さ、かわいらしさなども魅力です。書き手さんとの交流も思い出になりますよね。そこでの会話も印象に残って宝物になります。集まった御朱印を見返すと、参拝したときの思い出が蘇ってきたりします。一度参拝したことのある寺社でも、御朱印集めという目的で訪れると、違う見方ができることもあります。神様や仏様とご縁を結んだ証ともいえる御朱印。お気に入りの御朱印のページを飾っておくと、お部屋のお守りにもなるらしいですよ。あなたも御朱印、集めてみませんか?
今回ご紹介する御朱印は、東京に遊びに行ったとき立ち寄った高岩寺です。高岩寺は東京都豊島区巣鴨”おばあちゃんの原宿”とも呼ばれる"地蔵通り商店街”の中にある曹洞宗の寺院です。通称"とげぬき地蔵”です。とげぬき地蔵と聞くと、「あっ、あのお寺ね」と、ご存知の方も多いのではないでしょうか? "とげぬき地蔵”の名の由来は、江戸時代、田付又四郎という武士の妻が病に苦しんでいたある日、又四郎は妻が熱心に信仰していた地蔵尊のお告げを聞き、それに従い一寸三分の地蔵尊の御影を作り、両国橋から隅田川に御影を流した所、その効験あってか妻の病が回復したそうです。また、毛利家の女中が誤って針を飲んでしまう事件が起こった時、地蔵菩薩の"御影”を飲んだ所、御影にこの針が刺さって出てきて助かったという言い伝えがあり、以来「とげぬき地蔵」と呼ばれるようになったそうです。
境内に立つ観音様は"洗い観音”として信仰されています。自身の気になる身体部分と同じ所に清水をかけ、手拭いで洗い清めると良いらしいです。私の気になる部分ですか?観音様の顔を磨いたらべっぴんさんになったのでしょうか?私が訪れた日も、順番待ちの行列ができていました。だから並ばなかったのです。残念すぎます。磨いときゃよかった.....かもです。みなさま、ここは笑うとこですよ。
いただいた御朱印には"南無地蔵尊”「お地蔵様に帰依します」と墨書きされていました。真ん中の朱印「とげぬき地蔵」が目を引きます。次回高岩寺を訪問したら、洗い観音になにがなんでも並んでお顔を洗い清めさせていただきたいと思います。
如月凜
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