皆様、こんにちは。先週は発行ができなく申し訳ございません。パラリンピックも閉幕ということになりました。メダルの獲得もあり、障がい者スポーツの祭典としても少しずつ認知されてきたのではないでしょうか。
さて今回は、パラリンピックで採用されている競技の中で、ユニークな競技をご紹介したいと思います。「ボッチャ」です。日本も団体チームが日本に初のメダルをもたらしてくれました。
ボッチャはヨーロッパが発祥とされ、ペタンクやローン・ボウリングから発展したとされています。ゲームの流れとしては、赤チームと青チームに分かれて、カラーボールをそれぞれ6球投げます。コイントスで先攻を奪ったチームが、「ジャックボール」と呼ばれる白いボール(目標球)を投げます。(ジャックボールがジャックボール無効ゾーンに止まった場合は、相手側(青チーム)にジャックボールを投げる権利が移ります。)ジャックボールを投げたチームが最初のカラーボールを投げます。次にジャックボールを投げていないチームがカラーボールを投げます。それ以降は、ジャックボールより遠い距離にあるカラーボールのチームがボールを投げます。両チームがすべてのカラーボールを投げた時点で「ジャックボール」に近づけることができたかで得点をつけます。
こうして文章で書くと複雑かもしれませんが、至ってシンプルで、いかにジャックボールにカラーボールを近づけることができるかが勝負の分かれ目です。相手のカラーボールがジャックボールの近くにある場合、自分のカラーボールを相手のカラーボールに当てて弾き飛ばし、ジャックボールの近くに自分のカラーボールを置いていくということになります。車椅子に乗りながらなので、バランス感覚も問われます。
今回団体で銀メダルを獲得したボッチャですが、重度の障がい者でも参加できるスポーツです。健常者も一緒に体験もできますので、ぜひ一度機会を設けて頂ければと思います。
マンティー・チダ
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