皆様、こんにちは。リオデジャネイロ五輪は早くも終盤に近づいてきました。中盤から終盤にかけても、日本選手の活躍が目立ちますね。試合が終わって選手のインタビューが放送されますが、今回は選手のインタビューの受け答えから日本人の活躍ぶりを分析してみたいと思います。
私は今回、オリンピックイベントに関わっていることもあり、今まで以上にオリンピックの中継を見ています。選手や関係者の皆様は大変なプレッシャーの中、試合に挑んでいたでしょう。試合を終えてミックスゾーンで語る選手たちのインタビューに印象的なフレーズがありました。卓球男子の水谷隼選手は、団体戦の試合後のインタビューで「メダルを獲得する事しか考えていない。」と繰り返していた印象がありました。卓球女子の福原選手は、準決勝敗退後のインタビューで、最後自分のゲームで落としてしまったということもあり、憔悴仕切っていた中でも厳しい表情で、「(3位決定戦は)今日の悔しさを全てぶつけたい。」と語っていました。柔道でも金メダルを取れなかった選手は、「申し訳ない。」と謝罪する場面がありました。
他にもメダル獲得を達成された選手はたくさんいました。先程の卓球、柔道の選手も含めて、コメントを分析するとあることに私は気づきました。メダルを獲得する為に、自分を追い込んできたという自信がこのようなコメントにつながっているのではないかと考えます。勝ち進んでも自分はメダルを取れる。負けたあとの3位決定戦でも負けたショックをそのままパワーに変えて、銅メダルを目指す。柔道については、過去の歴史や前回のロンドン五輪の惨敗の影響もあり、金メダル以外はありえないという大きな目標を口にしていました。競技において他国で強い選手が存在しても、私は目標を達成するという強い決意の表れだと思います。他の選手のことを聞かれても、それは強いと思うが自分の与えられたポジションで結果を出すために全身全霊を尽くすという決意の表れだと感じました。逆にメダルを取れなかった選手というのは、そういう部分が薄く、他国の選手についても、「強いしすごいですね。」という受け答えになってしまいます。すごいから太刀打ちできない。体格が違いすぎるから勝てないというあきらめになってしまっています。
今回五輪に出場できなかった競技もあります。東京に向けて選手自身が自信を持てるような練習や心のコントロールができるような環境を作ることが大事ではないかと思います。私もそういう部分に関われたらと思いました。
マンティー・チダ
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