皆様、こんにちは。先週は執筆をお休みしてしまい、申し訳ございません。今週からしっかりお届けいたします。7月も下旬になり、学生さんは夏休みの時期になりましたね。暑さも本格化ですね。リオデジャネイロ五輪の開幕までよいよ20日前後となりました。
今週は、陸上についてお届けしますが、その中でも十種競技についてお届けします。十種競技という言葉、どこかで聞かれた方もいらっしゃると思います。二日間で合計十種の競技を行い、その記録を得点に換算し、合計得点で競う陸上競技です。英語名は『デカスロン(decathlon)』です。この競技の勝者を『キング・オブ・アスリート』と称えるぐらい、陸上競技の中でも特に過酷な種目だと言われています。武井壮さんが十種競技の日本選手権を制したことも話題になりましたね。
男子十種競技の場合、以下の競技日程で開催されます。一日目は100m、走り幅跳び、砲丸投げ、走り高跳び、400m。二日目は110mハードル、円盤投げ、棒高跳び、やり投げ、1500mです。オリンピック種目としては、1904年セントルイス五輪から採用されています。
各種目において、それぞれの採点法で得点を計算していきます。世界記録は、アシュトン・イートン選手の9045得点。日本記録は、右代啓祐選手の8308得点となります。右代選手は、仁川アジア大会を制し、世界の主要な大会における日本選手史上初の入賞(8位以内)の可能性がある選手として注目されています。
冒頭でも触れた通り、あと半月弱でリオデジャネイロ五輪が開幕します。日本から中村明彦選手、右代啓祐選手が出場します。両選手とも8000点代の記録を持っています。1928年アムステルダム大会以来、実に88年ぶりの2選手が出場。更に、右代啓祐選手は日本選手団の騎手もつとめます。陸上界でも期待の高い種目にぜひ皆様ご注目ください。
それではまた来週。
マンティー・チダ
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