週刊GIGマガジン

2016年06月号 vol.13

『マンティー・チダのオリンピック競技を100倍知ってみよう!』 〜第11回 【テニス】その2(テニスとオリンピック)〜

2016年06月28日 22:31 by manty_chida
2016年06月28日 22:31 by manty_chida

 皆様、こんにちは。すっかり梅雨の時期となりました。突然の豪雨も各地で起こっています。雨・風には十分にお気を付け頂ければと思います。

 さて、今回はテニスとオリンピックの関係についてお届けします。テニスとオリンピックと言われても、ピンと来ない方もいらっしゃるのではないでしょうか?それもそのはず、テニスは前回もお届けしましたが、グランドスラムを総称とする四大大会を頂点に、世界各国で大会が開催されています。国別対抗となれば、デビスカップ(男子)・フェドカップ(女子)があります。ワールドグループに入り、そこで優勝することも選手にとっては大きなステータスとなっております。

 4年に一度に開催されるオリンピックとテニスの関係は、意外と古くからあるのです。第1回のアテネオリンピックから競技として開催されていました。しかし、プロフェショナル・トーナメントの台頭により、1924年に姿を消すことになるのです。オリンピックにおいては、オリンピック運動の創始者であるピエール・ド・クーベルタンの「オリンピックの出場者は、スポーツによる金銭的な報酬を受けるべきではない」とする考え方、つまりアマチュアリズムと呼ばれる考え方が基本になっていました。だから、プロ化が進んだテニスは、徐々にオリンピックと距離を置くことになるのです。しかし、テニスも含めプロ選手がオリンピックに出場ができるようになり、1984年のロサンゼルス五輪で公開競技として開催し、1988年のソウル五輪で正式競技として復活することになるのです。

 実はオリンピックで、日本が初めてメダルを獲得した競技はテニスなのです。1920年(大正9年)第7回アントワープ大会の男子シングルスで熊谷一弥選手、男子ダブルスで熊谷一弥・柏尾誠一郎選手のペアが銀メダルを獲得したのが最初でした。正式競技として復活した1984年のロサンゼルス五輪以降では、1996年(平成8年)の第26回アトランタ大会では伊達公子選手が5位(ベスト8)に入賞しています。

 今年のリオデジャネイロ五輪においては、世界ランキング6位(2016622日現在)の錦織圭選手に期待が集まります。テニスのメダルは、1920年アントワープ五輪の銀メダル以降獲得が出来ていません。現在世界の上位に位置する錦織圭選手をはじめとした日本チームにメダル獲得を含めて活躍に期待したいと思います。

 マンティー・チダ

                                                                                                 

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