週刊GIGマガジン

2016年05月号 vol.8

編集後記(5/23)

2016年05月24日 01:37 by showky
2016年05月24日 01:37 by showky
 初めてギターを習いに行ったのは小学5年の時で、もちろんギターに興味を持ったから習いに行かせてもらえたのだけど、だからといって小学生だから、ギターの何を知ってるってわけではなかったのね。最初に先生から「どんな曲をやりたいの?」って聞かれて、でもなんて答えていいかわからなかったので、とりあえずその時に好きだった歌謡曲のタイトルを言って。そしたら先生が「その曲を歌いたいの?それともメロディーを弾きたい?」って聞いてくるのよ。今にして思えば、フォークギターをやるのかクラシックギターをやるのかって選択肢なんだけど、そんなこともわからないし、なんとなくキカイダーを思い浮かべたものだから「メロディーを弾きたいです」って答えてしまって。だから僕はクラシックギターからスタートしたわけです。
 ピアノを習ったことのある人はけっこう多いと思うのでピンと来てもらえると思うけど、ギタ−でもクラシックのレッスンは、さほど楽しくないスケールの練習を延々とさせられるのね。最初の頃はほんとに面白くなくて、ただ他を知らないからどうにかこうにか言われたことはこなしてはいまして。さほど真面目な生徒ではなかったけど、たまたまその先生がとてもユニークな人で話が楽しかったら、なんとか通い続けて、結局高校3年の受験が始まるギリギリまで通うことになって、僕の人生の中で唯一1年以上続いた習い事となったのは、ほんとに縁としか言いようがないのです。
 もし中学や高校になってからギターを始めてたら、きっと僕はクラシックなんかには手を出さずにまっすぐフォークからスタートしてただろうから、今のような作曲スタイルにはならなかったと思うのね。今でもさほどクラシックが大好きというわけではないけど、クラシックとはどういうものなのか、音楽はどういう理論から成り立っているのかを頭で覚えるより先に体と感覚で知ることができたのはとてもラッキーだったなと。楽譜を読み書きできるだけでも、心の余裕は全然違うものなのです。
 すっかり大人になってしまって、それでも今から何かを覚えたくなることもあるんだけど、その時にでも自分を戒めるのは、とにかく最初から感覚だけで我流でやったりせずに、基礎からやってみるべし。それが結局は近道になるし応用がきくのだと。
 春のイベントがひととおり終わって、ただいま数曲の音源制作の真っ只中。PVも仕上げなきゃ。あとfm GIGも新しいシステムを導入するために、またちょっと調べごとと勉強をしています。そういう時はだいたい「沈黙の期間」になるので、発信力が低下しますがご心配なく。
 あと、突然歌い出したり踊りだしたりしても、そっとしておいてくださいな。

冴沢鐘己


・6月5日(日)京都 ゼスト御池「わくわくシティーパーク」
出演:TIME FOR LOVE、BBガールズ、籾井優里奈、安部美香、あきっすん、山下圭志、西村美紀、曽我未知子、伊藤直輝、如月凛、久保翔子

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