「こんにちは、ゆうちゃんです!」携帯電話から聴こえてくるのは、自分の声。この前、京都で収録したあの時の音が流れている。何とも不思議な気分だ。事件の容疑者、政治家、動物にマサイ族…テレビ局の報道記者としてたくさんのものを追いかけた。「魅せる映像」にこだわって、がむしゃらに追いかけた。そんなジャーナリストの自分がうらやましいと思っていた職業、それが作家とラジオパーソナリティだった。ペンや声の力で想像力をかきたたせ、映像をイメージさせる。その道のプロになりたいと思った。今、その夢がかなった。「ゆうちゃんの It’s Your Time!」タイトルをシャウトする自分の声がスピーカーから流れてくる。
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